短編

□学パロ@〜馴れ初め〜
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‐朝‐



「兄貴、そろそろ起きないと仕事遅刻するぞ」

「お〜〜…」

「つか兄貴、どこで仕事してんだよ?」

「ひ・み・つ♡」

「きめぇ」

「空丸ひでぇ!!」

朝からギャーギャー騒ぐ天火に空丸はあきれ果て台所へ戻って行った

「おはよう、空丸」

「空丸、おはよう」

「おはようございます、白子さん黒子さん」

台所にはすでに金城白子とその双子の弟黒子がいた

「錦はまだ起きてないんですか?」

「知らん」

「起きてたけど着替えてるんじゃない?」

相変わらず黒子は冷たく言い放ち、白子は苦笑

「宙太郎は顔洗ってるから…
白子さんたち、先にご飯食べちゃってください」

「そう?ならいただこうかな」

「いただきます」

黒子は即座に手を合わせご飯を食べ始める

「空丸様、おはようございます」

「おはよう錦
錦もご飯食べてていいよ」

「ありがとうございます」

錦も手を合わせてご飯を食べ始める
後から来た宙太郎もご飯を食べ始める

「あとはクソ兄貴だけ…」

ぼそりとつぶやいた空丸

「いい加減起きろクソ兄貴!!」

走りながら叫び、天火の部屋に飛び込む
白子はその様子を苦笑しながら見ていた

「早く起きろよ、俺はもう行くぞ?」

「お、おう…いってらっしゃい……」

空丸に蹴られた腹を押さえながら起き上がる天火

「錦、そろそろ行くぞ」

「あ、はい」

「オイラも行くッス!!」

「行ってらっしゃい、気を付けるんだよ?」

「行ってきます!」

空丸と錦、宙太郎が学校へ向かうと白子たちも身支度を始める

「天火、いつまで蹲ってるの?」

「邪魔」

「くそう、俺に優しいのは空丸だけか?」

「え、空丸が優しくしてるのは錦や俺と黒子、宙太郎だけだよ?」

笑顔でそう言い放つ白子に歯ぎしりする天火

「ほら、はやく仕度して」

「白子弁当忘れてる」

「あぁ、悪いね」


空丸たちが出発してから二十分後大人組も家を出た
































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