短編

□学パロ⓪〜出会い〜
1ページ/2ページ





新学期、桜の花が舞い新しく高校に通う生徒は新品の制服に身を包み、大川学園の門をくぐる



‐二年三組‐


「勘ちゃん、おはよう」

「おはよー。今年はみんな一緒だね!!」

「宿題見せてね」

「えー」

クラス替えをしたクラスで五人グループで話す少年たち

「いいよな、お前ら席近くて」

「八は遠いもんな」

「うわぁぁぁぁ!!」

泣き崩れる真似をする竹谷に不破雷蔵は肩に手を置き慰める


「あ、そういや今年は俺たちの担当科目の先生木下先生以外総入れ替えで新任教師なんだってさ」

「なんで三郎がそんなこと知ってるのだ?」

「秘密、あと担任も副担もな」

「えぇ!木下先生じゃないの!?」

あからさまにがっかりした勘右衛門に三郎が肩に手を置いた

「席に着け、HRを始める」

「あ、先生が来た。また次の休み時間」

「おう」

先生が来たことによりみんなが席に着く

「今年、このクラスを受けもつことなった担任の安倍蒼世だ
一年間よろしく」

「同じく今年このクラスの副担になった佐々木妃子よ。よろしくね」

先生があいさつし終わるとクラスがざわつく

「副担の先生綺麗だね」

「そうだね、雷蔵」

「お前、興味ないだろ」

「そんなことないさ」

三郎と雷蔵がひそひそ話していると蒼世が口を開いた

「そして、このクラスに新しく加わるやつがいる
……入れ」

蒼世の言葉とともに入ってきた少年

「曇空丸です。滋賀のほうから来ました、一年間よろしくお願いします」

「お前の席は久々知の後ろだ」

礼儀正しくお辞儀する空丸に蒼世は声をかける


「くくち……」

「俺だ」

「あ、お前が久々知か!これからよろしくな」

「よろしく」


軽く挨拶をして席に着く空丸

「今日は大掃除をやってから委員会を決めて終了だ。日程は黒板に書いておくから黒板を見て行動するように。以上だ」

蒼世はそういいくるめて妃子を連れ出て行く

「結構厳しそうな先生だったね」

「あれは絶対厳しいって」

「あ、掃除場所に行かなきゃ」

「あはは、またあとでね」

尾浜たちは各自清掃分担場所へ行った

「あ、なぁ!」

「何?」

「俺来たばっかだから一緒に清掃場所いってもいいか?」

「別にいいけど」

「ありがとう!」

空丸は近くにいた兵助に声をかけると一緒に清掃場所に歩いていった































次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ