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□慰めは身体
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「あっ、んっふ……あんっ」

もう何回目だろう、わけのわからないままイかされて、萎えて、また再び快感が襲ってきて。それの繰り返しだ。

「…ふ、ほんと淫乱」
「あっ、だめ……もっ……―――!」

色が薄くなってもなお出続けるそれや何度も何度も感じている自分に嫌気がさす。今自分は男に掘られて犯されているのに、俺の中はまたも玄野のそれを締め付ける。

そもそも、なぜこんなことになったのか。俺はただ、玄野に失恋した俺を慰めてほしかっただけなのに。何故か俺は押し倒されて、この状態。

「っ、爽太、かわいい」
「んっ、くろっ、のぉっ……」

玄野と俺の身体が当たり、激しさを想像させるような音が部屋中に響く。ヌチャヌチャと音をたてるそこは、女の身体と変わらないくらいに濡れていた。そしてまた、限界に達しようとしたところで、玄野が俺を正面にし、正常位のような形でまた腰を打ち付けた。

「やっ、くろの、はずかし…やんっ…」
「ん、かわいい、やっぱりっ、お前には俺が似合ってるよ」
「おか、しいよ、んあっ、くろのっ……」

なんて精一杯口で反撃するけど、勝てるわけなくて。玄野はニヤッと笑って、俺にキスをする。ヌルッと舌が入ってきて口内をも犯されて、息も出来ず、頭がどうにかなってしまいそうだ。

「ん、んっ、ンン――――っ!」

キスをしたまま玄野の腹に欲望をぶちまけた。その瞬間、玄野も俺の中に熱いそれを放った。イキすぎて頭がまわらない、気を緩めると今にもとんでしまいそうだ。
腰がやっと止まり、唇も離れた。銀色のいやらしい糸が伸びる。

「はぁっ、はっ、くろ、の、」
「、そうた」

玄野は優しい声で俺の名前を呼び、額にキスをした。俺は何故だか安心して、そのまま深い眠りに落ちてしまった。


玄野×爽太
玄野は爽太が好きで、失恋した爽太に欲情し襲ってしまうという……。(笑)

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