小さな輪廻
□＊二回目の輪廻＊
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目が覚めると、うっすらと白い天井が見えた。
ここは・・・・
「あなた！凪が交通事故で！！」
「おかげで商談がパーだ」
お、かあさん…？
それと、義父さん…
「あのこったら、猫なんか助けようとして．．．．！右目と内臓のいくつかはもうだめらしいわ．．．。助からないって」
「同じ血縁者の臓器を移植すればあるいは助かるかもと医者が言っていたぞ」
「冗談じゃないわよ！子供のために体切るなんて！！」
「それに、あのこ、気味が悪いの。昔からあのこ、友達もつくらず何考えているかわからないし、あなたにも馴染まなかったでしょ？」
「私だけじゃないわ。だれもあのこがそこまで生きることを望んじゃいないのよ」
「おい．．．凪にきこえる」
「あのこは集中治療室よ。聞こえるわけないわ」
不思議．．．
全部聞こえる．．．．
私死ぬの．．．？
よかった．．．．
こんな世界からやっと．．．
やっと......
終わるんだ．．．