kai×aichi
□wizardly a banquet
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■先導アイチ
魔法を使う才能がずば抜けていて魔力の変換を意識せずに行える
とある出来事から、デバイスを手にいれそのデバイスを使うようになった
魔導師としての才能は確かにあるのだが容量が悪く一人ではいつも失敗してしまうので「ユニゾンデバイス」と共に戦っている
魔導師ランクは、SSS
コミュニティには、不参加
デバイス
デバイス名は『アブソリュートフォース』(Absolute Force)[文章中ではA.Fと表現します]
「絶対の力」という意味をもつデバイス
その名の通り使用者の魔力を極限まで高めそれを魔力弾として打ち出したり、魔法を発動させたりする
才能がない者が扱うと暴走する恐れがある為細心の注意が必要となる
「インテリジェントデバイス」なので意思を持っておりアイチにアドバイスなどをして戦闘の補助をしている
テンションが高く、アイチを振り回したりする事もしばしば
スタンバイモードでは円形の金属の中心に青い宝珠が埋まっているキーホルダーで、デバイスモードではブラスター・ブレードが持っている剣の形に似ている杖のようなものに青い宝珠が埋め込められた形態となる
本人の意思で剣の形にする事ができる
これは、アイチが最初に使う時にイメージした形である
「ユニゾンデバイス」の名は、「リオ」
少女の姿をしておりいつもアイチにくっついている
『アブソリュートフォース』の専用「ユニゾンデバイス」
容姿は翠のショートヘアに翡翠の目をもつ
服装は妖精のような服を好んで着ている
普通の人間には認知されないが
アイチの事が大好きでアイチの戦闘の補助をしている
アイチに怪我をさせられたりすると、キレて手がつけられなくなる
■櫂トシキ
魔導師としての才能があるかは今は不明だが、魔獣や魔法を認知する事はできる
アイチの事は知らないが、隠し事があるという事ぐらいは知っている
■三和タイシ
普通の一般人
櫂のように魔獣を見たりなどは出来ないが、無意識で魔獣を察知したりしている
そのおかげで、三和といる時は魔獣に襲われる事はない
アイチの隠し事の内容は知らないが隠している事があるのはなんとなく分かっている
■葛木カムイ
三和と同じく一般人だが、魔獣を引き寄せる事が多々ある為、アイチはカムイに結界をかけている
アイチの事は、全く知らない
■戸倉ミサキ
魔術師ではないが浄化の力を持っており魔獣に目をつけられた人間を結界の中に入る前なら、助ける事ができる
本人はいつも無意識で行っている
アイチの事は知らない
■雀ヶ森レン
アイチと同じく魔術師で、SSランクの魔導師
先頭スタイルは接近戦型で主に前衛を得意としている
アイチと共闘していて、最近では暇な時アイチと遊んだりしている
アイチと同じくコミュニティには不参加
デバイス
『マッドネス スペリー』(madness spree)[文章中ではM.Sと表現します]
「狂乱の宴」という意味の名前がついている
持ち主を狂わせる為そのような名前がついたが適性者が扱えばそのような事はない
むしろ、最強のデバイスとなる
接近戦向きのデバイスで
黒い杖に赤い宝珠が埋め込んである
本人の意思で杖の先から刃を出し鎌のような形態にする事ができる
スタンバイモードの時は、四角いかたちの金属の内側に赤い宝珠が埋め込んであるペンダントの形態をしている
「インテリジェントデバイス」なので意思がある
冷静で淡々としている
レンの補助は完璧にこなす
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これは、ひょんな事から強大な力を得た少年の物語…
平穏な日常の中で暮らしていた少年は有無を言わさず非日常の中へと巻き込まれていく
そして、少年がその非日常の中で導き出した答えとは…
wizardly a banquet 1
少年は走っていた
人もあまり通らない夜の道をただひたすらに走り続ける
自らの平穏を守るため
必死に、足を動かし続ける
『主様、右上空に魔獣の反応があります
このまま進むと確実に奴の標的にされますがどうしますか?』
少年の傍につき添いながら浮遊している小さな妖精のような少女がいう
少年はその場で立ち止まり息を整える
少女は、そんな少年を見て少年の一歩手前で止まった
「…うん、ここから上にいって撃ち落そう」
そして、少年はポケットの中へと手をいれてその中から「キーホルダー」を出す
そして、それを胸元に持ち…
「いくよ…アブソリュートフォース!」
『All right!
I start a system‼』
少年の声に答えた「キーホルダー」は光を放ちその光は少年を包み込む
そして、その光が消えた時その場にいたのは…
青と白をベースとしたコート、そして杖を構えた少年
少年は、閉じていた瞳をゆっくりと開く
「始めよう…!
リオ、サポートお願い!」
『了解です!』
少女-リオ-は少年の言葉に返事をする
そして、現在の状況を事細かに説明していく
『まず、先ほど上空にいた魔獣の反応が徐々にですがこちらに近づいて来ています
さらに、その魔獣の反応を確認した他の魔獣達も集まりつつあります
なので、少し面倒ですが一個体づつ撃ち抜くのが確実かと…』
「うん、ありがとう…リオ
じゃあ、始めよう!」
そう言うと少年は地面を蹴る
すると、少年の体は宙へと舞い上がる
上空へと上がると少年は魔獣を見据える
そして、杖を構える
「アブソリュートフォース!」
少年が杖の名を呼ぶと
『I begin power charge‼』
杖の先端にどんどん魔力が溜まっていくそして、魔力は刃へと形を変える
少年は、剣へと形態を変えたA.Fを構え空を翔ける
「はぁぁぁあ‼」
かけごえと共に振り下ろされた剣は魔獣を真っ二つにする
そして、そのままの勢いで近くに来ていた他の魔獣も落としていった
どれほどの時間が経っただろう
辺りに魔獣はおらず、そこにいるのは少年たった一人となった
『お疲れ様です、アイチくん!』
リオは少年-先導アイチ-に声をかける
「リオもお疲れ様」
アイチは、微笑みながらリオの頭を撫でた
リオは、嬉しそうに目を細めた
『There are master, me, too!』
その時、A.Fが不満気に声を上げる
「うん、アブソリュートフォースもありがとう」
『It is just that I did a matter of course ‼』
少年は、そっと微笑みA.Fの持ち手を撫でた
「じゃあ、帰ろうか?」
『はい!』
『All right ‼』
そして、少年達は闇夜へと消える
次の日に少年身にとって重大な事件が起こるとは思いもせず
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