黒バス(その他)

□思ってる以上に
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「ということでアイスを買いに行こう!」
「え、ないんですか?」
「うちになんでもあると思っちゃ困るよ。」
「いや、俺はてっきりあるから言ってるんだと思ってました。」

ていうか、今日は本当に暑い。わがままをいうならなるべく外には出たくない。

「言い出しっぺは森山さんなんですから森山さんが1人で行けばいいじゃないですか。」
「冷たいな〜。一緒に行こうよ伊月くん〜。それに俺が1人で出てったら大変なことになるだろう?」
「大変なことってなんですか?」

ちょっともったいぶるように森山さんが言った。


「俺と運命の出会いを待っている女の子が寄って来ちゃうじゃないか。」


いやぁ、うん。…知ってるよ?知ってたけど、やっぱり恋人の俺からすると俺は男だしそんなに女の子女の子言われると自信がなくなっちゃう訳で。

「どうした、伊月くん?」
「………ですか…?」
「ん?よく聞こえないな?」
「も、森山さんは!俺よりも女の子の方が好きなんですか!?」

言ってしまった。絶対に変だと思われたよ、俺…。

「まぁ、確かに女の子のことは大好きだよ。」

うぅ、だから俺の前でそんなこと言われると…

「でも…」

そう言った森山に急に抱きしめられた。


「伊月くんのことは、比べものにならないくらい大好き。」


「んなっ////」

自分で聞いといて馬鹿みたいだと思った。

「森山さん。」
「なあに?」
「やっぱ俺も一緒に買いに行きます。」
「おお!!本当!?やったー!!」

「だって…」
「ん?」
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