銀魂(銀沖)
□冗談でも
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そう思った瞬間すべてが繋がった。俺悪いことした覚えないし。…しいて言うならば先週の土曜日の夜ちょっと意地悪しちゃったくらいだし。だって可愛かったんだもん!
「そう、正解でさァ。ってことでさっき言ってたことは嘘で、俺は変わらず旦那のことが好きですぜィ。」
そんなこと言われていきなり気持ちの整理がつくはずもない。そりゃよかったけども。ここで、はいそうですかって終わらせるほど俺は大人じゃない。
「ちょっと旦那ァ。なんか言ってくだせェよ。」
何も言わない俺に不安になった沖田くんが俺の顔を覗きこんだ瞬間
「んんっ////」
キスしてやった。どうだ!
でも、銀さんに嘘ついといてこれじゃすまないよ?
息が続かなくなった沖田くんが少し口を開けたところを見計らって、今度はもっと深いキスをしてやる。…さすがの沖田くんも予想外だったみたいだ。
「んんっ!…だ、だんなぁ…ん、な、なっに…してんです、かィ…」
さすがに苦しそうなので口を離した。
「なにってキスだけど?」
「そりゃあわかってるけど…」
「沖田くん。」
急に真剣になった俺に沖田くんが少し驚いて聞き返す。
「…っなんですかィ?」
「俺さ、嘘でも沖田くんに嫌いとか言われたくない。俺、沖田くんに嫌われてるって思っただけで、もうおかしくなりそうだよ。」