◎long story◎

□e,oo 序章
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「な――☆$¥△#%〜!!?」




当たり前だこの野郎!!
って思ったけど驚き過ぎて声は出なかった‥





『まあ混乱するのが道理だな。これでもオレだって驚いてるんだ、まさか此処に異世界人が来るとはなぁ‥‥』



「‥‥‥」



『錬金術も使えない、何の変哲もないお前が‥‥』



「‥‥‥」



『‥‥‥‥おい、聞いてるのか?』





聞いてるとも‥聞いてるけど、







「あなた‥‥誰?」



聞きたい事は山積みだがとりあえずはこれだろう。
一応人型だから“誰”で聞いてみたけれど‥



『錬金術さえ知らないヤツに言ったって無意味だな』




ぅゎ‥それ腹立つなぁー‥‥そりゃあそのなんたら術って知らないけど、それにしたって配慮ってモノがあるだろうに



「じゃあここはどこ?」



仕方なく質問を変えた。



『それこそ無意味だ。』





コノヤロゥ‥‥



思わず表情が一変して不機嫌になる。



『まぁ、そうだな‥“よくわからない世界”とでも思っとけ。』



「“よくわからない世界”‥‥わあ!なんてわかりやすい説明ー。」


皮肉を込めて言い放つが軽くあしらうように笑われた。



『案外肝の座ったヤツだな。じゃあ少しだけ教えてやろう。』



「それは、どうも。」




別に嬉しくない。
でも何でもいいからとりあえずこのわけわからない状態をどうにかして欲しい。



『まあまずは‥そうだな、此処はお前のいるべき場所じゃない――異世界だ。』







「‥‥はあ‥‥?」



『とにかく夢なんかじゃない。夢がこんなリアルなわけないだろ?夢心地に浸っても構わないけどな。』



まあ確かに‥‥夢とはさすがに思えなくなってきたけど



「‥‥わかりました‥続きをどうぞ」



『この世界にお前みたいな―いや、お前の世界に生きる奴らは来ることは有り得ないんだ。普通に考えたらな。』



まだまだ理解不能。
とりあえず頷いて聞くことにする。



『でも現に起こったわけだ。そこは受け止めるにしてだな‥問題は此処からだ。』



唐突に声のトーンが低くなる。
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