綱吉と過ごしたカウントダウン
□2008.1.1.(tue)
1ページ/2ページ
除夜の鐘の、最後のひとつが、鳴り響いた
=== 2008/1/1(火) === 7日目 ===
「……、」
「ひ、ばりさん?」
「っ、…」
「だ、大丈夫ですか?」
クラクラと、視界が揺れる
あぁ嫌だな、こんなときに
ちゃんと、返したいのに
君に、ちゃんと…
「さ、わだ…僕は……」
「―――、っ」
グラリと身体が傾いた
それを慌てて受け止めてくれた沢田の頬に触れる
ゆっくりと顔を近づけて、口付けた
「―――…っ、///」
「愛してる」
「え?」
口だけが動いた
声が出ていたのかもわからないまま…
すぐにまた、意識は闇へと沈んでいった
でもきっと、次に目を覚ましたとき
僕は―――…
>fin.