綱吉と過ごしたカウントダウン

□2007.12.31.(mon)
1ページ/3ページ





意識が無くなってから、いったいどれくらいたったんだろう

気付いたとき、僕はベッドの上に横たわっていた





=== 12/31(月) === 六日目 ===






暗い暗い、夢の中

真っ暗で、寒くて、この感覚を僕は知ってた

風邪を引いて、熱を出して、眠っているときの、夢

寒くて、一人で、寂しくて、怖くて…

僕が一番、恐れている、闇

なにもない

群れるものもない

それを好んでいるはずなのに…

自分がいるのかどうかすら、わからないこの闇の中

いつもいつも、不安だけが胸を渦巻いていた

なのに、今回は何かが違うんだ

なにか、暖かいものを、感じる

それが何なのかなんて、わからない

でも…とても心地よくて、不安を取り除いてくれているようで…


僕が、求めていたものを、“君”は持っていたんだね
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ