竜ノ子、拾いました。
□3.甘えんぼ!
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◆3.甘えんぼ!◆
「かんな!かんな!」
朝、マサムネの声で起きる。時刻はAM5:15。
早い、早いよマサムネくん。目覚ましが鳴るまでまだ一時間もあるよ。もう少し寝かせてよぉ…
「かんな!かんな!」
ペシペシと頭をはたくマサムネ。
「かんな!かんな!」
ペシペシ…
「かんな!グッモーニン!」
ペシペシペシペシ…
「グッモーニン!グッモーニング!!」
ペシペシペシペシペシペシ…
「……かんな……うぅっ…」
『分かった! 分かったから起きるって…』
勘弁して、静電気はやめてくれ。あと、泣くな。男なら泣いちゃダメでしょ……
強引に起こされ、まだ眠く重い体を起こした。
テレビをつけて、朝のニュースを見る。つか、見ても世の中物騒だということが分かるだけ。
それでも、マサムネは興味津々で目を輝かせて見ている。
『はい、此処で待っててね?』
「ん!」
朝っぱらから元気のいい返事だこと…早く朝ご飯つくらないと。