短編・荒北
□C
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目が覚めると、一時限目が始まっていた。
久しぶりにあの時の夢を見た。
こいつは、あんときの事なんて覚えてねぇんだろうな。
ちらりと隣を見るが、授業に集中していて俺に気付く気配はない。
というか、あの暗闇の中の俺の顔が見えていたかなんてのもわかんねぇし。
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