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□ACT03
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遙side
















下級生に散々騒がれたあと、俺たちは授業を全て終え、家に向かっていた。


「桜、学校はどうだった?友達はできた?」

『うん!玲奈ってゆうの!
 すっごく仲良しだよ!』

「ならこれからの学校生活も安心だね。」


真琴と桜の会話を聞き流しつつ今日の晩御飯は鯖と何にしようかを考えていた。


『ハル?どうしたの?』

「...今日の晩飯考えてた。」

『あ、今日茶碗蒸し食べたいな』

「じゃあ卵買いに行くぞ。」

『うんっ!!』


桜は今日の晩御飯が茶碗蒸しになったのが嬉しかったのか、えへへーと言いながら俺の腕に抱きついてきた。


『ハル大好きーっ!!』

「ん。俺も。」

「あはは、珍しくハルが素直だ。」

「...そんなことない。」

「あるよ。」

...何なんだ一体。
俺はそんな事を考えながら桜と一緒に家の近くのスーパーへと向かった。


「じゃあ俺はこっちだから。また明日。」

『あ、うん!ばいばーいっ。』

「ああ。」










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