腐女子の森

□鎖
1ページ/3ページ

「いたっ…痛い…痛いよ小山。」

泣いて訴えても、小山は笑うだけ。
狂ってる。そう思えるほど。
狂わされてる俺も もう普通じゃないけど。

俺の彼処に差し込まれた金色の棒。
チャリチャリと棒に繋がっているチェーンが音を立てて揺れる。


「んぐっぁ"あっ」

中が擦れて熱い。未知の感覚に身体がこわばる。

『ほら全部入ったよ、シゲ。見て見て。』

そう言って小山は写真を撮り、俺に見せてきた。

写真に映る俺は…。

「見せるなっ、見たくない…見たくない」

首輪をつけられ、手足を黒い革製の拘束具で椅子に固定され、男根からはチェーンが不気味に光っている。

こんなの、違う。違う。
俺じゃない。
こんなだらしない奴、俺じゃない。

『そう言うなって、ほら、よく見てみ?
可愛いよ?』

無理矢理 顔をグイッとカメラの方を向かせられる。

「やだっ、見たくない」

涙が止まらない。
こんな姿見たくない。

『もー、シゲってばワガママだなあ。』

写真から目を背け続けていたその時、下半身に重い痛みが走った。

「っ!!?」

小山がアソコから伸びるチェーンを軽く引っ張り、中に入っていた棒が半分ほど出てくると また中に押し戻す。
ゆっくり出し入れを繰り返され、アソコの中が熱くて仕方ない。

不思議な感覚と恐怖に声すら出なかった。

『あんまり甘えてちゃダメだぞ?
ほら、見て?可愛く撮れたんだから。』

「っぁ"っぁ"あっ」

目の前に写真。
恥ずかしい。嫌だ。嫌だ。

『すごいね。本当、ドMだね。』

「…っ」

首を横に振るたびに首輪を意識させられて、より惨めな気持ちになる。

『違くないだろ?』

「小山、俺、こういうのは嫌だっ」

ゆっくりゆっくり、小山は棒の出し入れを繰り返す。

『嫌?じゃ、なんで こんなに勃たせてんの?』

徐々にアソコから痛みが消えてゆく。
そして、棒が擦れるたび奇妙な快感が中から這い上がってくるのを感じた。

「ちがっ、これは違うっ」

『なにが違うの?』

グリっと小山が棒を捻る。

「んぁっ」

さっきまでは痛みしか感じてなかった。
それなのに。
棒を捻られた瞬間、少しの痛みと共に強い快感が押し寄せてきた。

『わかってるくせにー。』

前々から、自分がMサイドにいることは分かっていたし それは受け入れていた。
小山に攻められるのも恥ずかしいけど嫌いじゃない。むしろ好きだ。

けど、ここまでは望んでない。

嬉しそうな小山が怖い。

『イきそ?』

待って、今棒を抜かれたら…

必死に首を横に振る。

『我慢しなくていいよ♪』

ズッズズッ

「くぁっ」

情けない声を上げて俺は射精した。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ