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□Act.13
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花村
「えぇーなにそれ!ずるい!江だけ!」



「ずるくないもん!とにかく絶対勧誘しないでよ!」



名前は二人の言い合いの理由が、よくわからないが特に気にしなかった。



『(江ちゃんも…あんなに必死にならなくても)』



部室につくと千種と別れ練習に入る。



コーチ
「気合いをいれていけ!!」



真琴と渚は個人の練習、遥と怜は引き継ぎの練習を始める。



部活を終えて家につきベッドに倒れこむ名前。

となりに置いたケータイを見つめる。



『…凜ちゃん』



お祭り以降、凜からの連絡が途絶えてしまう…
こちらから一度送った返事もない…



『…また会えなくなっちゃうのかな…』



目を閉じ浮かんでくるのは、オーストラリアに行ってしまった凜の背中を思い出す。



『そんなの…やだよ…凜ちゃん』



そのまま深く眠ってしまう名前…。



翌朝早く、大会会場までのバスを待っているとコーチと天方先生、江と江の友人も来てくれた。




「あ!その応断幕!」


『ハルちゃんの書いた絵も入ってる!』



横断幕には以前遥が描いた、リアルイワトビちゃんが入ってた。
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