Free!
□Act.13
2ページ/20ページ
花村
「えぇーなにそれ!ずるい!江だけ!」
江
「ずるくないもん!とにかく絶対勧誘しないでよ!」
名前は二人の言い合いの理由が、よくわからないが特に気にしなかった。
『(江ちゃんも…あんなに必死にならなくても)』
部室につくと千種と別れ練習に入る。
コーチ
「気合いをいれていけ!!」
真琴と渚は個人の練習、遥と怜は引き継ぎの練習を始める。
部活を終えて家につきベッドに倒れこむ名前。
となりに置いたケータイを見つめる。
『…凜ちゃん』
お祭り以降、凜からの連絡が途絶えてしまう…
こちらから一度送った返事もない…
『…また会えなくなっちゃうのかな…』
目を閉じ浮かんでくるのは、オーストラリアに行ってしまった凜の背中を思い出す。
『そんなの…やだよ…凜ちゃん』
そのまま深く眠ってしまう名前…。
翌朝早く、大会会場までのバスを待っているとコーチと天方先生、江と江の友人も来てくれた。
渚
「あ!その応断幕!」
『ハルちゃんの書いた絵も入ってる!』
横断幕には以前遥が描いた、リアルイワトビちゃんが入ってた。