Free!短編キリリク

□『I will never let go of your hand』
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まだまだ暑い夏真っ盛り…。



屋内プールのある鮫柄での合同練習中…ジッと恋人である凛を見ている。


凛は遥と競泳中のため、名前の視線には気づいてない。


岩鳶での合同練習の時に凛から言われた事を考えている名前。



『凛ちゃん…発音いいんだもん…あー気になるなぁ』



「何が気になるんですか?」

『あ、怜くん!』



タオルを首にかけ名前の隣に腰を下ろす怜。



『あ!怜くん英語得意?』


「まぁ...苦手...ではないですが」



名前は怜の手を両手で握り、お願い事をする。


『お願いがあるの!』と好きな相手に言われ断る男はあまりいないだろう、怜もその男の一人だ。




「...あのバカ」


競泳を終えた凛が、名前に手を握られ照れる怜を見て...睨みつけていたとは知らず満足そうな名前の顔から目を背け遥に、もうひと勝負と声をかける。
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