目が覚めたら何か大変なことになってました。
□な、なん…だと…
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「取り敢えず中を調べさせて貰うから。」
「え、ちょっと待っ…」
そう言い、朝夏は堂々と私の家に上がり込んだ。
「不法侵n「ノート」……」
そのままリビングやキッチン、風呂やトイレなどを調べていく朝夏。
「ゲームはいつも通り、でも…… 」
「で、でも??」
「洗っていないカレーの皿が合計4枚。
アンタは余り食べない人なのにわざわざお皿を4枚もだして平らげたとは思えない。
つまり、少なくとも3人はこの家の何処かに居るわね。」
嫌ぁぁぁ!!!
朝夏さん!
こんなところで素晴らしい推理能力を発揮しないで!!
「さて、2階は……」
「上はダメ!!!」
「あれ?そんなに見せたく無い?アンタのグッズ部屋は堂々と見てるし……」
「ぜったいダメ!!!」
私が必死に朝夏を止めているところで最悪な事が起こった。
「あぁぁあぁあぁぁあ!!!イテーだろ!何すんだよ親父いぃぃいぃい!!!」
「そんならちゃんと持て!!」
なんと、『三階に持って行っておいて』と言っていたので現在作業中の筈のティーダとジェクトが大声出して喧嘩を始めたのだ。
「何してんだよぉ……」
「近所迷惑だ、一旦黙って運べ!!」
あぁ、もう。
アーロンさんまで大声出して……
「……アンタ、大変なの引き取ったわね。」
「仕方ないでしょ…いきなり落ちて来たんだから…。」
「取り敢えず喧嘩を止めるわよ。」
そう言って朝夏は階段を登り……
「いい加減にしなさいっ!!!」
一喝してからティーダの背中をお得意の空手の要領で蹴った。