独奏の堕天使
□☆十七歳〜十八歳編☆『シン』のコケラ
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ユウナSide
おはようございます、ユウナです。
起きて見たらティーダとワッカさんが少し落ち込んだ様子でご飯を食べてます。
聞いたら、レインがまだ見つかっていないと…
でも、ルールーも言ってるし、きっと無事…だよね。
「ユウナ、そろそろ時間だ。」
「はーい。」
キマリに言われて私は宿から寺院に向かいました。
「無事だと…良いな。」
「ユウナ、大丈夫よ。まだ森の方は見れてないみたいだから少し探索気味に回れば見つかるわ。」
ルールーが私の背に手を当てて励ましてくれた。
「さあ、私達は先に行きましょう。」
ルールーは森へ…寺院へ向かおうとするが
「あのね!…ちょっと、ワッカさん達待たない?」
私は引き止める。
「何?」
「彼に…ちょっと……」
顔が少し火照って行く。
「分かったわ、仕方ないわね。」
「ありがとう。」
少しだけよ?
とルールーが言うが、私の耳には入ってこなかった。