独奏の堕天使

□☆十七歳〜十八歳編☆王様の子供
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「っ…くぅー!!」

私はベットの上で伸びをする。
話したからちょっと眠い。
でも、今日は帰るんだからシャキッとしなきゃ。
殺られちゃうよ。

外に出てもう一回伸びをする。
そこにワッカ兄が家から出て来た。
これから練習なのかな。

「ワーッカ兄!おはよっ!……ユウナは?」

私はワッカ兄に駆け寄って気になったことを聞く。
昨日の夕方も夜も見てない。

「まだ…帰って来てない。」

「嘘ぉ…遅いよ、遅過ぎ。
全く……ヴァルは何をしてるんだよ……。

ブツブツと心の友に文句を言う私。
ユウナが過労で死んじゃったらどうするのよ。

「ヴァル?誰だ?」

ワッカ兄に聞かれていた様で。

「何でもない何でもない、これから練習??」

「おう、そうだ。来るか?」

「行く行く!!まあ、船が来るまでのんびり見てるよ。」

「船か?今日は欠航だぞ。」

……………え?
結構?
決行?
けっ…

「欠航!?」

「あぁ、チョコボの休暇だそうだ。明日は出るってよ。」

なんですとー!?!?

「欠航かー。」

まあ、いっか。
ビサイド、嫌いじゃ無いし。
うん、今日はブリッツボールとでも遊んでよう。
ウォーター系使うと面白いんだよねー。

「教えてくれてありがと、ワッカ兄。」

「あぁ、大丈夫なのか?急ぎの用とかあったりするのか?」

ワッカ兄、心配ありがとう。
でも、何も無いのよ。

「無い無い、大丈夫だよ。」

「ん、そうか。じゃあ行くぞ。」

私達は海に向かって歩き出した。

●●
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