JAILBAIT
□JAILBAIT6
1ページ/1ページ
「わ〜可愛い!」
クリスがコンドームを装着しているのを見てタオははしゃいだ。
クリスはなんのことだと頭の上にクエスチョンマークを浮かべた。
「いえ、可愛いじゃなくてかっこいいですね。グーグがかっこいいからあそこもかっこいいんだ〜」
クリスは苦笑しながらタオの唇をついばんだ。
この子は天使に違いない。
クリスがもう一度タオをベッドに横たええると、タオはクリスを緊張した面持ちで見つめた。
まずは緊張をほぐしてあげなくてはいけないと思い、クリスはタオに優しくキスをした。
天使にキスするように、丁寧にゆっくりと。
「タオ、初めては痛いものだ。でももし痛過ぎたら必ず言うんだよ。君を傷つけたくないから」
クリスはコンドームの上からたっぷりローションをつけた。
「わかりました、そうします。グーグ、早く挿れて下さい・・・」
クリスはバージンとセックスしたことがない。
バージンどころかタオは15歳だ。
突き刺したら裂けてしまいそうなほど儚く小さく見えた。
そんないたいけな少年を抱こうとしてるなんて悪人に違いない。
極悪人だ。
タオがうなずいたのを合図に、クリスは彼の腰を持って先端だけ挿入した。
「い、いたーい!!!グーグ、ストップ、ストップ、ストーップ!!!」
今にも泣きそうなタオを見てクリスは気が動転した。
やはりこれはあやまちだったのだ。
「すまないタオ!今すぐやめよう」
クリスの言葉とは裏腹に、エレクションはここに留まらせてくれ!と悲鳴をあげていた。
「だめです!」
タオが叫んだ。
「やめないで下さい。あなたを気持ちよくさせたいんです」
「タオ、俺はもう十分満足したよ。これ以上する必要はない。ここでやめようと君の友達をやめたりしないから安心して」
「いいえ、とにかく続けてください。そうしてもらいたいんです」
そう懇願されては仕方ないと思い、クリスは残りも全てタオの中に押しこんだ。
ついにクリスは犯罪を犯してしまった。
15歳のバージンの少年に挿入してしまったのだ。
「動いてください」
その言葉で、クリスの自制心はもろくも崩れ去るところだった。
1週間歩けなくなるくらい激しく突いて突いて突きまくって、毎晩抱いてくれと乞われるくらいの快楽を与えてみたくなった。
しかしその考えは消去し、タオが慣れるまでゆっくり優しく少しずつ腰を動かした。
そして徐々にペースを上げていくと、タオはすぐに反応を示した。
「あ〜、グーグ、もっと〜」
クリスは少し体勢を変えてみた。
「え!?えー!?今のなんですか?すごーい!もう一回やってみてください!」
前立腺をに当たったのだろう。
クリスはタオの腰をしっかり持って何度も何度も同じ場所を突いた。
「アッアッアッアッ」
タオは快感に身をゆだねるだけで、もはや何も考えられなくなっていた。
「もっと激しく!アッアッ」
タオの喘ぎ声が大きくて、アパートの住民が起きてしまうのではないかとクリスは少々心配になった。
クリスは、天使のように美しいタオから目が離せずにいた。
ピュアな彼をここまで恍惚に導いているのが自分だという事実が、クリスに満足感を与えた。
「グーグ、あぁ・・・なんか・・・なんか変な感じです。あの・・・アッ、なんていうか・・・」
タオは激しく息を切らせていた。
下腹部に未知の感覚を抱えているようだ。
「大丈夫。ほら、出してみすっきりするから」
クリスはタオの頬をそっと撫でた。
「グーグ!ああん、いきそう・・・アッアッアッアッア、グーグ!!!」
大きな悲鳴と同時に、タオは自分の腹に白い液を放った。
初めて経験するオーガズムに、タオは目を見開いて驚いていた。
その顔を見てクリスもすぐにタオの中でイッた。
ふたりは裸のままベッドに横たわっていた。
「タオ、すごく良かったよ。君はどうだった?」
セックスでここまで満ち足りた気持ちになったのは初めてのことだ。
「とってもとってもとっても気持ちよかったです!こんなの生まれて初めて!」
タオはにこっと笑った。
「だろ?君を満足させることができて良かったよ」
クリスは熱っぽくタオにキスをした。
「僕ちゃんとできてましたか?」
「完璧だったよ。本当に。でもタオ、君が俺のことを信用してくれるのは嬉しいけど、年上の男誰しもが俺みたいなわけじゃない。世の中には君が嫌がることをしようとする奴らもいる。君は・・・まだ何も知らない子供だ。それにつけこむ奴もいるから、誰とでもほいほい今日みたいなことをしちゃいけないよ。いいね?約束してくれる?」
タオはクリスの頬にキスをした。
「約束します。それにあなた以外の人に触られるのは嫌です。僕はあなたのものです」
「そう。嬉しいよ」
クリスはタオの髪を撫でた。
「そろそろ本当に寝ないと」
「はい。でもその前にもう一度キスしていいですか?それからあなたを抱きしめて寝てもいいですか?」
「タオ、そんなこと訊く必要ないよ」
この子は本当に天使だ。
思いやりのある心の優しい少年だ。
金曜の夜をこんな愛らしい子と過ごせてなんてラッキーだったのだろう。
今後、他の人と過ごす金曜の夜なんて考えられない。
クリスは思った。
おしまい