JAILBAIT
□JAILBAIT4
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「タオ、そんなのどうってことない。時にはそういうこともあるさ。恥じることない。そんくらいで俺は怒らないよ」
クリスは優しく微笑んだ。
これほど誰かにキスしたいと思ったのは初めてのことだ。
タオは更にクリスに近づいて肩に額を乗せると、クリスの胸で熱い呼吸を繰り返しながらTシャツをつーっとなぞった。
「あったかくて気持ち良い」
タオの囁きでクリスの下半身は反応してしまった。
クリスはそれを無視しようと歯を食いしばったが、みるみる内に膨らんでいき今にも爆発しそうだった。
タオは少し顔を上げてクリスの首に唇を寄せた。
「タオ、だめだよ」
クリスはタオから逃れようとしたが、タオは既にそこに吸いついていた。
「グーグ、チューして下さい」
タオはクリスの首を吸うのをやめて頼んだ。
「ここに」
唇をすぼめてそこを指差した。
クリスはいつまで経っても何も言うことができず、タオが自分の上に乗るのをただ見ていることしかできなかった。
タオにベッドに押しつけられた。
エレクション同士があたるのを感じた。
やばい、このままでは犯罪を犯してしまう。
いや、ただのキスだ。
朦朧とする意識の中でクリスは自分を正当化した。
キスまでなら平気だ。
それ以上はしない。
クリスはタオのうなじに両手をあてて、頭を浮かして彼の唇をふさいだ。
タオの唇は粒砂糖クッキーのように甘かった。
タオは初めはどうしていいかわからず戸惑ったものの、徐々に落ち着きを取り戻し、口を開けクリスを中に導いた。
単純なキスにぼっと火がついて、タオは気も狂わんばかりにキスに溺れていった。
舌を激しく動かし、本能の赴くまま腰を高速でグラインドさせ自分とクリスのエレクションを刺激し続けた。
その内キスをぱたりとやめ、クリスの上に馬乗り状態で喘ぎながら腰を動かすことに集中し始めた。
「わ〜、すごく気持ちいい」
タオの恍惚の表情を見てクリスはやばいと感じた。
彼自身もやばかった。
「タオ」
クリスはタオの腰をつかんで強制的に動きを止めた。
「だめ。止めないで。ずっとこうしてたい」
タオの髪は乱れ、頬はほんのり赤みがさしていた。
これまでの反応からすると、オーガズムに達したことがないに違いない。
クリスはそう推測した。
おそらくキスすらしたことがなかったのだろう。
ここはいったん落ち着かせねばならない。
クリスに腰をつかまれても、タオはまだ腰を動かそうとしていた。
「お願い、お願いです」
タオは今にも泣きそうだった。
「グーグ、僕に教えてください。エッチの仕方。お願いです。今すぐしたいんです!」
「タオ!!!」
15歳の少年の言葉を聞いてクリスは喉を詰まらせた。
数分前まで子犬と友達の話をしていたと思ったら、今はクリスにエッチの仕方を教えてくれとせがんでいるのだ。
この少年がクリスの死因になることが確実になってきた。
タオの腰から手を離し何度かグラインドを許すと、クリスは突然体を起こし、タオをベッドに押しつけた。
タオがびっくりしていたので、クリスは頭をかがめてなだめるように唇をついばんだ。
タオは目を閉じてクリスの背中を撫でながら、ゆっくりと自分の方に引き寄せた。
タオのスウェットパンツはプレカムで湿っていた。
クリスはタオのシャツをゆっくりと脱がせ、自分のも脱いだ。
そしてタオに体重を預け、裸の胸にキスをした。
キスが徐々に下へ下へと下りて行くと、タオはくねくねと身をよじらせた。
クリスの唇は腹を通過し、やがてスウェットパンツのウェスト部分に到達した。
タオは目をらんらんと輝かせてその先を待った。
「本当にいいのか?」
クリスは2本の指をウェストにさしこんで訊いた。
タオは目を閉じてこくこく何度もうなずいた。
「はい。早くお願いします」
「落ち着いて。今すっきりさせてあげるから」
クリスはにっと笑い、手をタオのボクサーに滑りこませていっきに脱がせると、タオの膝の裏を両手で持って、ももの内側を吸って小さな跡をつけた。
タオは快感に背中をしならせた。