ダンボール戦機
□平穏
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「遅かったな」
『すみません。少し話すのが長くなってしまって』
スミレは拓也とともに、新作のLBXを開発している。
『・・・平和になりましたね。少し、気持ち悪いです』
「そうだな。こんなに何も起きない日々がくるとはな」
二人は社長室の窓から空を見上げる。
『・・・あの時はありがとうございました』
「いいじゃないか。スミレは俺の家族だろう?」
拓也はスミレの頭をぐしゃぐしゃと強く撫でる。
『イデデテ!!!!禿げますよ!!!!禿げたらどうするんですか!!!!』
「これでも優しくしたはずなんだが・・・」
『拓也さんは天然ですか!?』
今日も二人の元気な声が室内に鳴り渡る。
ダンボール戦機 夢小説 END.