ダンボール戦機
□再開
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スミレはすぐにシーカーに復帰しようとしたが、あばらのヒビの完治が先と言われ、bluecatsに来ていた。
閉まったままの扉にスミレはもたれかかる。
(拓也さんのお父様の過去・・・昨日聞きましたけど・・・海道に潰されていたなんて・・・)
スミレは更にシーカーに戻りたいと思った。
(そこまで墜ちたか・・・海道家は・・・)
スミレは歯をかみしめる。
自分の個人ファイルを検索した結果、自分は海道家の資産によって補助されていた。
そこで産み出されたのが自分だった。
(もしかしたら、私が原因だとしたら・・・)
怖い。
自分が産まれたことによって、海道家がねじれたとなれば、自分が全ての元凶だ。
(私が全て・・・怖いよ・・・)
スミレは、うずくまった。