BLEACH
□甘い一時
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『わぁ・・・可愛い』
宿舎に帰って紙袋を開けるとそこには小さな花が連なった髪飾りが入っていた。
『ふふふ』
菜種は髪飾りが気に入ったので思わず付けて鏡を見ていた。
「菜種、居るか」
『はい。朽木隊長』
扉を開き、隊長の顔を見ると、何故か霊圧が強くなった。
『今日はどのような要件で?』
「っ・・・ああ、これを今日までに」
『分かりました隊長』
早速仕事をやろうと思ったが、白夜に腕を掴まれ引き留められる。
「つかぬことを聞くが貴様は浮竹とはどのような仲なんだ」
『???浮竹隊長とは山本総隊長との同じ弟子であり、尊敬している先輩としか・・・なにか気に障りました?』
「いや、なんでもない。すまなかった」
白夜は腕を離すと扉をピシャリと閉めてその場を去っていった。
『うーん?分からない』
菜種は早速仕事に取りかかった。
仕事が終わった頃に、乱菊が押し掛けてきた。
『お疲れ様です。乱菊さん』
「ちょっと、貴女浮竹隊長とデートしてたって!?」
凄い圧で肩を掴まれ部屋に入ってきた。
『はぁ!?デートぉ!?』
「男と女が連れ添って出掛けてたらデートでしょ!?しかも四番隊と十三番隊で結構噂になってるのが浮竹隊長とデキてるんじゃないかって言われてるのよ」
『んな訳無いでしょ!?浮竹隊長とは先輩後輩の仲でしか無いのよ!?』
菜種は即座に否定する。
「抱き合ってキスをしてたって噂に聞いたけど」
『あれはおでこにされたの!!』
そんな変な噂を立てないで欲しい。
『違う違う違う!!後輩が先輩に駄々をこねてただけだから!!乱菊さんなにを勘違いしてるんですか!?』
「でもでも!!おでこにキス!?それは脈ありでは!?」
『お願いだから変な噂を立てないで欲しいのと簡単に信じないでください!!』
菜種は乱菊を突き返した。