BLEACH
□お見舞いの来訪者達
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「へえ〜アンタがアイツの気になってる女か」
今日は見知らぬ紅い髪を高く結っている男性が菜種の病室に来ていた。
『どなたでしょうか・・・?』
菜種はもしかしたら同期かも知れないと男性の顔に近づいた。
「近い!!近い!!近い!!」
『うーん、同期に居たかな?うーん』
男性の額の刺青をなぞりながら菜種はこんな刺青の同期他の隊に居たっけ?と悩んでいた。
『大変申し訳無いのだけれど、名前なんて言うのかしら』
「俺は阿散井恋次だ!誤解を色々招きそうだから早く離れてくれ!!」
恋次は頭に引っ付いてる菜種を半場強引に引き剥がした。
『そういえば後ろにいる殺気立ってる人は?阿散井さんの知り合いの方?』
菜種は気配のみ感じるが、姿は見えないので恋次に聞いてみる。
「おいっ!耳貸せ」
『うんうん』
「とりあえずこっちこい!!」
『ええ!?ちょっは!?医療班の人にちょっと外出許可・・・!!誰かーーーーー!!ムグッ!?ムーーーームーーーー!!』
とりあえず四番隊の隊員を呼ぼうと叫んだが、全力で恋次に口を布で縛られ、手足も縛られて拐われてしまった。
脱走後、見知らぬ流魂街に来ていた。
『大丈夫なのかしら・・・私が勝手に外に出ても・・・不安かしら・・・』
キョロキョロと不安そうに菜種は辺りを見回した。