ドラゴノーツ
□進化
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メロは至急ノザキ教授のもとへ左官された。
『・・・』
「何故ここに連れてきたか分かるかね?」
メロはノザキ教授の膝の上に乗っていた。
「君は進化している。驚いた。」
『そうなの?』
「コミュニケーター時の武器のバリエーションとドラゴン時の攻撃のバリエーション、どちらもタナトスに対抗出来るほどの力だよ」
『嬉しい』
メロは頬を染めた。
「それで私がこんな至近距離でいることに疑問を持たないのは相変わらずだな」
『ムッ・・・それで何故私はアガシオンを吸収できたの?』
「それは必要素材がアガシオンが最適だと君は判断し、取り込めたんだ。逆に聞きたい。何故そんなことを?」
ノザキ教授は赤い瞳でメロの瞳を見つめ返す。
『マザーを殺そうと思って』
「驚いたな」
ノザキ教授は笑った。
「私も君とほぼ同じだよ」
『え・・・もしかして貴方・・・』
「そのもしかして、さ」
ノザキ・カスガは笑った。
『アルトム・・・』
メロは息を飲んだ。
「ふふ、君になら話しても大丈夫だと思ってね。グラウド」
『二人だけの秘密だね』
「そうだね」
メロとノザキは笑った。