ドラゴノーツ
□トアとの出会い
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翌日、メロはノザキ教授に質問を受けてその日のISDAの仕事は終わってしまった。
だが、ライナの指示でメロは明日ドラゴノーツとしての実践を宇宙で行うと言われた。
「明日スペースシャトルで宇宙に行く。それまで休んでいてくれ」
『分かったライナ』
メロはライナを見送ると、ふっと誰かに呼ばれた気がした。
(誰?)
メロは呼ばれた気がした方角に歩みを進めた。
気が付くと、メロは廃業に足を踏み入れていた。
『やっぱり気のせいか・・・』
メロはライナの元へ帰ろうとしたとき、後ろに人の気配を感じた。
「気のせいじゃないわ。私があなたをここに呼んだの」
後ろを向くと、ピンク色の髪の毛の女性が立っていた。
『どうして?』
「あなたと少し話をしたくて」
『私はメロ。あなたは?』
メロはトアの表情が曇っているのに気づいていたが、何故曇っているのかわからなかった。
「トア。私はトアよ」
『それで話って何のこと?』
メロは首を傾げた。
その瞬間、トアはメロに剣を向けていた。