ドラゴノーツ

□触れあい
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ライナはキタジマ博士と機器を通じて通信していた。


「ノザキ教授からきた資料なんだけど、グラウドは元からレゾナンスした時に受け取る情報が少なかったと書かれているの」


キタジマ博士は資料を見ながら眼鏡を直した。


「それで、グラウドは非常に鈍感でもあなたの頑固さは受け継いでいるようなのよそれであなたにやって欲しいことがあるの」


キタジマ博士は呆れ顔をしていた。


「で、僕に何をしろと?」


ライナはメロに早く触れたくてキタジマ博士を急かした。


「この資料によるものなんだけど、知識をまた新たに上書きするみたいなんだけどその方法は血液を飲ませること。あんまりいい結果は期待していないけど」


キタジマ博士はやはりメロに興味を持てないらしい。


「あんまりノザキ教授の指令でも興味のないことはやりたくないわね」


「そうですか。分かりましたやってみます。で、これを行ったらどうすればいいですか?」


「ああ、ノザキ教授がまたグラウドに会いたがっているからそのままでいいわ」


キタジマ博士は回線をぷつりと切った。


「さて、今日はやることが増えたな」


ライナはひと伸びして資料整理をしていた。


 
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