ドラゴノーツ
□ドラゴノーツ
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(私は・・・私は・・・!!!!)
涙で視界がぼやけて何がなんだか分からないままメロはひたすらISDAの施設の中を駆け巡った。
そこで誰かにぶつかった。
「痛い!!!!ちょっとどこみて走っているの!?」
そこにはサイドツインテールの少女が後ろの執事に支えられていた。
『ごめんなさい・・・あんまり前見てなかったから・・・』
メロは反射的に謝った。
「別に良いわよ。へぇ・・・あんたが新入りのドラゴン?私はジークリデ。ジークリデ・バウムガルド」
ジークリデという少女はメロを頭の先からつま先までじろりと見渡し、去っていった。
(なんだったんだろ・・・)
メロは首を傾げた。
(なによ!あの子アキラから聞いてたのよりも滅茶苦茶可愛いじゃない!むかつく)
ジークリデは怒っていた。