ドラゴノーツ

□嫉妬と混乱
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今日のメロの朝はドタバタした。


なにやら、ノザキ教授とやらがメロに興味を持ったらしい。


とりあえずメロはアキラとマキナに引き渡されてISDA本部に連れていかれた。


科学者に引き渡されてノザキ教授まで連行された。


「やあ、君がグラウドくんかい?」


彼は非常にメロに穏やかな眼差しを向けていた。


『はい』


とりあえずコードネームで呼ばれるのは不快だったが、頷いた。


「では君は帰っていいよ」


後ろで控えていた科学者を解散させた。


「それで君は本当にオリジナルドラゴンなのかい?」


『そうよ。マザーから送り出された観測用ドラゴン。あなたもドラゴンなの?』


いちいち確認することに疑問を覚えたメロは思った事をノザキ教授にぶつけた。


「・・・よく見抜いたね」


『回りくどい質問が多いから』


メロはそっぽを向いた。


「観測用ドラゴンか・・・マザーが私達の前に送り出されていたなんて驚きだ」


『きっとマザーはこの地球を知ろうとしたの』


メロはノザキ教授が驚いた表情を一瞬見せたのを見逃さなかった。


『私の名前はメロ。あなたは?』


「私はアルトム。第一発見されたオリジナルドラゴンだよよろしく」


メロはアルトムから差し出された手をとった。


『よろしくアルトム』


「君について私は知りたい事が沢山ある。今日はサカキくんに頼んでライナくんに話は通してある。今日は色々試すことがあるから場所を移そう」


アルトムにメロは大人しくついていった。


 
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