ドラゴノーツ

□嫌われ者
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「え?泊めてくれって・・・マキナいいよな?」


玄関先でアキラとライナはメロのことで話し合っていた。


「別に私はいいけど・・・よろしくねグラウドちゃん」


マキナはリビングから出てきて、メロに微笑みかけた。


「では、よろしく頼むよアキラ。何かあったら呼んでくれ」


ライナは玄関から立ち去った。


「まあ、あのハウリングスターがねぇ・・・」


アキラは顎に手を当てて、からかうような顔をする。


『彼にはどう接したらいいのか私・・・分からないの・・・でも彼が混乱してるのが解る。彼にどうしてあげればいいの?』


メロは招かれたソファーに座り、俯く。


「焦らないでグラウドちゃん。彼だって分かってるはず。きっと時間が解決してくれるわよ」


マキナがメロの背中をさすりながら言った。


「まあ、難しいことは置いといて、飯でも食おうぜ」


アキラがにかっと笑い、メロはなされるがままになった。


 
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