ドラゴノーツ
□嫌われ者
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メロはライナに連れられて、ライナとハウリングスターが生活しているアパートに来ていた。
『疲れた・・・』
メロはふと呟く。
「ああ、今日は災難だったねグラウド。そこのソファーに・・・」
ソファーにはハウリングスターがドカッと座った。
「ハウリングスター」
「やだね。俺も分かってんだよ。だけどな、どうしても引っかかんだよ」
ハウリングスターはいじけた表情をした。
『いいよ。私は外で休むから』
メロが出て行こうとする。
「待て。ここにいていいから単独行動はよしてくれ」
『でも・・・』
メロは心の整理がついていないハウリングスターを見る。
『彼には悪いし、私・・・』
「はぁ・・・では、アキラの部屋に泊めてもらうよう交渉に行こうか」
ライナはメロを連れて部屋を出て行った。
一人残されたハウリングスターは、唸っていた。
「分かってんだよ・・・でも、ライナの一番ではないって所がもやもやすんだよな」
ハウリングスターははぁと溜め息をついた。