ドラゴノーツ
□違うの
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『っああ!!!!!』
メロは力負けで壁に吹き飛ばされる。
『くぁ・・・』
メロは力無くその場に倒れ込んだ。
「おいおい・・・コミュニケーターとはいえ弱すぎるだろ・・・」
目の前のハウリングスターは呆れた様子で近づいてきた。
『はぁはぁ・・・』
(コミュニケーター時が維持・・・出来ない・・・)
メロの周りにまばゆい光が出始めた。
「これは・・・おい!しっかりしろ!」
ハウリングスターがメロを揺さぶる。
「ハウリングスター?そこでなにを・・・っ!?その子は!?」
メロが話した通りにライナはやってきた。
「わかんねぇけど!こいつコミュニケーターを維持出来ないらしい!ライナ!どうしたらいい?」
かなりハウリングスターは焦っていた。
「落ち着くんだ。ハウリングスター。とりあえず彼女をキタジマ博士のところへ運ぶんだ」
ライナがメロを抱きかかえた。
『はぁはぁ・・・苦しい・・・らいな・・・』
メロはぽつりとライナに話しかける。
ライナが目を見開いた。
「君は・・・メロ・・・なのかい・・・?」
『そう・・・だよ・・・らいなにこの・・・すがたを・・・』
メロは大量の汗と光を散布させながらライナに応答し、目を閉じた。
「一刻も早く彼女を施設に運ぼうハウリングスター」
ライナの顔は、真剣だった。