ゾイドジェネシス
□襲撃
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ロンと真矢は山の川に服を洗いに行った。
ついでに、真矢は体も洗っている。
『う〜ん・・・水が冷たくて気持がちいい・・・』
真矢は川の底に座り込んだ。
『あ・・・服濡れてるし、どうしよ』
真矢は川から上がり、下着を着た時点で気がついた。
すると、肩に見覚えのある上着が掛かる。
「アジトにつくまでそれ使って良いから」
ロンが目を反らしながら喋る。
さっきとは違い、少々赤面しているのが分かる。
『ありがとう。ロン』
真矢は濡れた衣服を持ち、そばによる。
「・・・独りで出歩かないでくれよ」
『え?』
ロンの呟きに思わず真矢はロンを見上げる。
「マヤって美人なんだからさ・・・」
『・・・んな、そんなこと無いに決まってる!!!!ロン、もっと美人な人がこの世にはいるよ!!!!』
真矢は赤面しながら否定した。
『でもマヤが自分で思っているよりも・・・』
「ないから。ロン。眼鏡変えた方がいいよ。絶対」
真矢はロンの誉め言葉が出る前に、否定の言葉でかき消した。