ゾイドジェネシス

□治癒能力開化
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『アデッ!?ここは・・・』


転がってたどり着いた先は、怪我人の治療室だった。


呻き声をそれぞれ上げて、痛みを堪えている。


『・・・・・・』


(こうして間近でみるととても痛そう・・・)


真矢は怪我人に触れてみた。


『大丈夫ですか・・・?私に出来ることがあったら言ってくださいね』


真矢は怪我人に話しかける。


「姉ちゃん・・・ロンが運んできたって聞いている・・・ロープで縛られてないってことは・・・うっ・・・敵ではないんだな・・・」


真矢は怪我人に寄り添う。


すると、暖かい光が手の平から灯される。


「あったけぇな・・・姉ちゃんの手・・・母ちゃんを思い出す・・・」


真矢の触れた包帯から血が消えていく。


(え・・・なんで・・・)


『安心したなら良かったです。私にはこれしか、出来ないから・・・』


目の前の怪我人がみるみるうちに癒えていく。


「痛みが・・・和らいでいく・・・怪我が治ったみたいに・・・」


光は輝きを増した。


すると、体中の痛そうな怪我が全て治っている。


「動けそうだ・・・よっこらせっと・・・あれ?」


怪我人だった人は?を浮かべる。


「本当に怪我が治っている・・・!?」


怪我人だった人は包帯を取り始める。


すると、傷はひとつもなかった。


打撲も骨折も完治していた。


「すげぇよ姉ちゃん・・・」


『嘘・・・』


真矢は唖然とする。


「マヤちゃん。こんなところにいたのか。安静に・・・」


ロンも怪我人だった人をみて唖然とする。


「え・・・」


その場は騒然とした。


 
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