テイルズ

□ガラム
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スタスタと歩いていくリカルドの背中をエミリーは無言で見送った。


『・・・』


「リカルドさんどうしちゃったのかなぁ?」


話を聞いていたアンジュが今エミリーが言い出そうとした話題を質問してくる。


『分からぬ・・・儂もあやつとそんなに長くないからな。コンウェイなら何か知ってそうだが・・・』


「ちょ・・・僕も彼とそんなに長くは付き合いはないよ・・・だからいきなり振るのはよして欲しいな」


コンウェイは珍しく困惑した表情を見せた。


『コンウェイなら喰えない奴じゃからリカルドの何かを知ってると思っての』


「・・・僕そんなにエミリーさんに距離置かれてたの?」


コンウェイは悲しそうな瞳でエミリーを見てきたがエミリーは無視をした。


『とりあえずカリュプス鉱山を抜けるぞ』


「そうですね。もたもたしてると日が暮れちゃうものね」


アンジュが頷き、リカルドの事はそっとして置くことにした。


 
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