テイルズ

□サクヤ
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古墳を進んでいくと壁画があった。


エミリーはつまらなそうにみんなの話を聞いていた。


「エミリーさんなんだかつまらなそうに聞いてるね」


ルカがエミリーの機嫌を伺うように聞いてくる。


『む・・・まあ、知っていたことじゃ。なんせ儂は僧侶の所での依頼が度々あったからの。その仕事で古い誰にも読めない文献で知ったのじゃ。同じ話をされて退屈で欠伸が出る』


エミリーはくぁっと欠伸をした。


「流石だねエミリーさんは」


ルカがキラキラした目でエミリーを見る。


『まあ、それほどでもないがの』


「でも、物知りなのは羨ましいよ」


ルカにそう言われるとエミリーは微笑してしまう。


『ルカは知識に対して強欲じゃの』


「そうかもしれないね。さ、先に進もう」


ルカの後をエミリーはついていった。


 
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