テイルズ
□再びレグヌムへ
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ナーオス基地を抜け、ハルトマンの家で考えをまとめた結果、情報収集のためにレグヌムに向かうことになった。
そして、今エミリーとリカルドは部屋で休息を取っている。
『リカルド。お主はガードルからの会話どうするのじゃ』
リカルドは悩みの核心を突かれて驚いた。
「何故・・・・・・」
『儂には昔から天術の会話はどうしても聞こえてしまう。これは転生前も今もじゃ』
エミリーの嘆くような答えにリカルドは納得した表情を見せた。
「・・・エミリー。俺はどうしたらいいんだ?どうすればいいとお前は思う?」
リカルドの予想済みの回答に呆れつつ、エミリーは答える。
『貴様の好きにするがよい。その時には協力してやらんでもない。しっかりした意志をみせい。話はそれからじゃ』
エミリーの答えにリカルドは目が覚めたのか、頷いた。
「やはり自称老婆にきいとくべきだったな」
『自称老婆とは聞き捨て鳴らんな。だがしっかりしろ』
フンッと鼻を鳴らすいつものエミリーをリカルドは見て安堵した。