テイルズ
□依頼
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二人が手を組んで翌朝。
『ねえ!リカルド!これはどうかね?』
エミリーとリカルドは今、ギルドにきて、依頼を探していた。
「ふむ・・・悪くはない・・・代金もな・・・」
『では早速依頼主のいるテノスヘ出発じゃ!』
気合いの入るエミリーにリカルドは質問を投げかける。
「エミリー・・・お前は何故嬉しそうなんだ?」
『だってのぉ。ギルドの依頼で人の命を奪いそうにない依頼を承るのは久しぶりでの』
エミリーの言葉を聞いて、リカルドは微笑む。
「そうだな。いつまでもこのトリガーハッピーが続く世の中ではないからな」
『さてさて。今日のわしはせっかちじゃ!マスター!これ承諾ハンコよろしく頼む!』
マスターは強面な人だった。
微笑んで、ハンコを押してくれた。
『いくぞ』
「では。マスター。またの機会に」
リカルドはマスターに一礼してギルドをエミリーと共に後にした。