テイルズ
□出会い
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収容所に入ったエミリーにルカとイリアはとりあえず頭の?を全部質問した。
『んー。私しゃね、前にオズバルドに雇われたことがあってな。此処の管理を兼ねていたのじゃ。その時の繋がりで今回の敵の正体も動機も分かっての』
エミリーの言葉に二人とも納得したようだ。
(まぁ、それと今回は未来予知で決定的になったの)
エミリーは僅かながら未来予知が出来る。
それと、前世の記憶が全て繋がった状態だ。
不安定なルカとイリアとは違う。
考えていると、緑の髪の青年が話しかけてきた。
「おい。姉さん」
『ん?なんだい坊や』
ガンを飛ばしたつもりだが、エミリーはノリもせず、怯えもせず、大人の対応を見せた。
「姉さんはルカとイリアが尊敬してるらしいが、そんなにすげぇの?」
『フンッ。若造の坊やよりはやれるつもりだよ。それと出来る人は刃を隠して歩くだろう?』
その言葉に緑の髪の青年は目を輝かせる。
「すげ!!!!!!格好いいな!!!!!!流石ルカ達が尊敬してるだけあるぜ!俺はスパーダ・ベルフォルマだ。よろしくな!」
『私はエミリー。エミリー・スフニャート。よしろしくの』
スパーダはエミリーが手を差し出すと物凄い勢いで上下に下げる。
「すげぇ!!すげぇ!!魔女老婆のスフニャート!!本物だぜ!!」
スパーダは目を輝かせてエミリーを見ている。
『そんなに私しゃ偉くないのだよ』
その後、実験が始まるまでスパーダの質問攻めに合った。