テイルズ
□ロード開始
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エミリー・スフニャートは戦場にいた。
『やれやれ。今日も沢山死体の山々が連なっているねぇ・・・』
齢十七歳とは思えない、老婆臭い言葉をエミリーは発する。
『まあ、仕事が仕事だからねぇ・・・』
愛機の銃の弾をガシャンと入れ替える。
両手に持っている銃をくるくる回す。
すると、目の前から敵の軍勢が来る。
『やれやれ・・・今日は死にたがりが山々だね・・・』
エミリーは溜め息をつく。
『人生が勿体ないよ。もっと楽しめばいいのに。命はまた転生するのだから』
エミリーはそう呟きながら、威嚇の発砲をする。
「魔女老婆!!今日こそしとめてやる!!!!!!」
咆哮する男性の首が後ろの傭兵に切り捨てられた。
『あらま〜今日は強敵がいるのねぇ・・・惨いねぇ・・・』
ピンクの頭は嬉しそうにエミリーの前で姿勢を正す。
「やぁやぁ!今日の強敵!ハスタさんだよ!」
「同胞の仇ぃ!!!!!!」
いきなりエミリーに切りかかった兵士がハスタによって分断された。
『これはこれは・・・助かるよ』
「ヘイ・メン。今日は一目惚れのエミリーさんに相手をシてもらいたいのです!!!!!!」
ハスタは、いきなり声のトーンを下げたと思えば、叫んだ。
『まぁまぁ、大変な変態のようだね。老婆にはちょっとキツいよ』
言葉とは裏腹にエミリーは両手の銃を構える。
ハスタも嬉しそうに槍を構える。
「さぁさぁ!!!!!!楽しい戦争の時間だぁ!!!!!!」
どちらも、地面を蹴った。