短編集

□ちゅーちゅー
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肉倉が曖の事を報告した件により、部屋は曖の担当男性教師の部屋になった。


『先生、よろしくお願いします』


曖はキャリーバックを引いて先生に挨拶した。


「いやいや、私の部屋割りが悪かったよ。ごめんね曖。過去に転校していた事を知ってて私がやった事だ。本当にすまない」


『いえ、ありがとうございます。私もクラスメイトとは顔見知りで話せているので克服しているものだとばかり』


曖は愛想笑いを浮かべる。


「とりあえずお入り」


先生に進められるままに曖は部屋に入った。


『では温泉行ってきます』


「あ、そうだね。ここのホテルは温泉があったんだ。私もいこうかな」


先生と一緒に曖は一階の温泉に向かった。


『はー、ひとりの温泉はいいなー』


曖は温泉に生徒がいないことに驚いた。


『皆お風呂今頃部屋の備え付けのに皆で仲良く入ってるんだろうな』


曖は少し寂しくなった。


すると隣の男性風呂から「止めなさい」と怒鳴り声が聞こえてきた。


 
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