短編集
□ありえない系
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(やはり好意を持たれてしまっているのか)
肉倉は悩んでいた。
(女性に好かれたことなどない・・・どうしたらいいものか)
肉倉はため息をついて、学生鞄に荷物をまとめて教室を出た。
すると曖は抵抗できずに声を荒げるしか出来ずケミィに捕まり、ハーピーの腕を思うがままに撫でられていた。
「止めんか。ケミィ」
肉倉はケミィを制し曖はケミィから解放された。
『ありがとうございます、ハーッハーッ』
曖は暴れるうちにはだけた制服を直していると曖は突然口を押さえた。
「ところで曖、私の写真を撮っていなかったか?」
『えっ?』
肉倉は授業の合間に撮られた事を質問する。
「貴様撮っていただろう!」
『ぅうぅぅ〜〜!』
曖から肉倉は携帯を奪い取る。
「あ〜〜!泣かせた〜〜!先生肉倉が後輩泣かせてま〜〜!」
突然現れたケミィが走って先生を捕まえて肉倉と曖を指差す。
「なにをやっているんだ肉倉、琵管」
「いえ、なにもしてません。私の早とちりです」
さっと肉倉は曖を後ろに隠す。
(ケミィ!余計なことを!)
『駄目だ〜〜!知熱でぷっしゅ〜〜!』
曖はなぜか突然気絶した。