短編集

□男装デート
4ページ/8ページ



『飽きた!精児の気に入った服でいいや!お手上げ!』


曖は結局諦めて自分の男性で着たい服を選んでいた。


「・・・」


肉倉はそんな曖を見つめていた。


『なんですか?』


「琵管はお洒落にも気を使うんだな」


『そうですよ〜〜!身だしなみのうちです』


曖が言うと肉倉は口角をあげて笑った。


結局曖は服は買わずに店を出てきたが、肉倉はなにか一着買ってきたようだ。


『精児なに買ったの?』


「別に好きにしろと言ったのは琵管だろ」


肉倉はそっぽを向いた。


『じゃあ次行こうか』


次はハンバーガーチェーン店で肉倉とごはんを食べた。


『最近ハンバーガー食べてなくて食べたかったんだ〜』


「以外だな。琵管はこういう店行くものだと」


『いっつも予定がないと起きるの昼だからお昼ご飯食べない派なの』


「体に悪いぞ」


『別に精児に関係ないから良いでしょ』


曖がそう答えると肉倉は眉間にシワをよせた。


「確かに関係無いな」


『そうそう、関係ない』


曖が笑って誤魔化すと肉倉は更に眉間にシワをよせた。


 
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ