短編集

□ペロペロしたい!
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「ところで曖、私の写真を撮っていなかったか?」


『えっ?』


曖はさっきから肉倉の腕しか見ていないが、肉倉にそう問われた。


「貴様撮っていただろう!」


『ぅうぅぅ〜〜!』


曖は携帯を取り上げられて、肉倉の腕の画像を消されると思うと涙が勝手に溢れてきた。


(私の腕の画像と引き換えにペロペロ厳禁された腕がそこに〜〜!拷問だ〜〜!)


「あ〜〜!泣かせた〜〜!先生肉倉が後輩泣かせてま〜〜!」


ケミィが走って先生を捕まえて肉倉と曖を指差す。


「なにをやっているんだ肉倉、琵管」


「いえ、なにもしてません。私の早とちりです」


さっと肉倉は曖を後ろに隠す。


(あ〜〜!腕、腕、腕〜〜!しゃぶりつきたい〜〜!ペロペロしたい〜〜!拷問だ〜〜!)


さっきから曖は肉倉の腕の事で頭がいっぱいでパンクしそうだった。


『駄目だ〜〜!知熱でぷっしゅ〜〜!』


曖は目の前の腕に性欲を押さえ付けるストレスでへなへなと床に倒れ、気絶した。


 
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