短編集

□バナナ地獄2
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『リカルド。貴様リクエストはあるか?』


「・・・なんのだ」


自信あり気な素振りで胸を張る彼女にリカルドは内心ほくそ笑んでいた。


『何でもいいぞ。この下の欄にリクエストを提示せい。希望は必ず叶うかもじゃぞ』


「つまり、バナナを捧げる代わりに何でもしてくれると?」


『そうじゃ!!お菓子でもなんでも作ってやる!!』


その答えにリカルドは肩を落とした。


「やはり・・・お前はズレテイル・・・」


『ずれてなどいない!!!!儂は貴様のように色々欲深くないのでな!!!!バナナが食べたいだけじゃ!!!!』


「コーダもバナナまたたくさん食べたいぞ!!!!」


どっかから沸いてきたコーダが来る。


「・・・」


リカルドは耐えきれず逃げ出した。


『なんじゃ堪え性のない』


「そうなんだぞ〜堪え性のない男なんだぞ」


『ならちとまたバナナ農家に行くとするか』


「賛成なのだ〜」


二人はバナナ農家に消えた。


END.


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