ドラゴノーツ
□嫌われ者
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朝集まったのはウンドブルムユニットと呼ばれる組織のミーティングルームだった。
「それで、今日グラウドでの施設内でコクピット搭載をする。以上だ」
ライナは手短に話をすませると、ハウリングスターとどこかへ行ってしまった。
『ライナ・・・』
メロはミーティングルームに残された。
「あのっ!」
一人の男性にメロは声をかけられた。
『?』
メロは振り向く。
彼は息を呑んだ。
「ぼ!僕カズキっていいます!よろしくです!」
『よろしく。カズキ』
メロは出された手を掴み、握手をした。
(綺麗な女性だなぁ・・・)
カズキは心の内で、そう呟いた。