ドラゴノーツ
□嫌われ者
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メロは朝起きると、リビングから朝食の匂いがした。
『おはよう』
メロは眠たい目をこすりながら、リビングに出て行く。
「あ、おはよう」
「おはようグラウドちゃん。朝食用意してあるから食べてね」
二人も朝食を取っている最中のようだった。
『いただきます・・・』
メロにはまだいまいち理解できない食事をする。
「あー、今日もあの施設に行くからなグラウド」
アキラがパンをかじりながらメロにそう伝えた。
『分かった』
メロも素直に頷く。
「じゃあ、朝飯食ったら支度しろよな」
「アキラちゃん。言葉が下品よ。もっとおしとやかに・・・」
「あー・・・始まったよ・・・マキナのお説教」
アキラは逃げるようにパンをかじりながら着替えに行った。