ゾイドジェネシス
□襲撃
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アジトに帰ると、目が合う度皆ひそひそ隅で何かを話していた。
(ったく・・・今日はなんなのよ一体)
真矢は半ば呆れ気味でロンの部屋に入った。
部屋に来て始めて、ロンの上着だけと知った。
自分の持っていた服はまだ微湿っていた。
真矢は自分の服を床に放り投げ、ロンの上着を脱ぐ。
(ロンの・・・上着・・・はあはあ・・・)
真矢はロンの上着を抱きしめる。
(酷いこと言ったの謝ってない・・・それより、これがロンの匂い・・・はあはあ)
真矢はロンが入ってきたのを知らずに、上着の匂いを嗅いでいた。
ロンはその光景を見て、思わず着替えを落とす。
真矢も、持っていたロンの上着を落とした。