ダンボール戦機

□守れなかった・守れたよ
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翌日。


今日はライブがあり、マネージャーの佐伯由美子が病室に来ていきなり、悲鳴を上げた。


「ど、ど、どうしたの!?その腫れまくった目元は!?」


『ごめんなざい。わだじ、ぎのう喉づぶじじゃっで』


スミレのちょっとそっとじゃ治らない声を聞いて、ふらついた。


「・・・仕方ないわ。目元の腫れならまだしも、その声じゃライブは中止ね。怪我の為出れないって言っておくわ」


『ずびまぜん』


「謝らないで。誰も家族がシんだら悲しいものよ。今日はとりあえず、ゆっくり休んでその声直しなさい。お分かり?」


スミレは由美子の優しさに、また涙が溢れる。


「ちょっ!?泣かないで!!また喉悪くするわよ!?」


由美子はため息を尽きながら、スミレのライブの件を電話で手短に終えて、側に付き添った。


 
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